【法務】契約書|リーガルチェックはなぜ必要?
リーガルチェックをしないとどうなるのか?
「リーガルチェックを法律家に頼む費用がもったいない」「今まで大丈夫だったから問題ない」と思う方もいらっしゃると思います。しかし、実際は、事業が発展するにつれ取引件数も増え、リスクを放置したまま契約書に調印し、後になって紛争に発展するケースが数多く存在します。
紛争に発展すると、示談交渉にも時間がかかります。裁判手続きとなると、さらに時間を伴います。裁判には労力や費用のコストもかかり、自分が不利な契約書に調印していた場合には、自分に有利な解決ができる保証はありません。時間・コストをかけたうえで、敗訴となると莫大な損害を被るおそれがあります。
紛争の原因となる契約書には2つのパターンがあります。
書式集の雛形やネットのサンプル書式をそのまま利用
サンプル書式を利用すること自体は問題ないのですが、「これから行う取引の内容」と「サンプルの取引の内容」が全く同じ。というのは、ほぼ確実に存在せず何かしら異なる要素があるのが一般的です。しかし、利用する側がその点に気づかずサンプル書式をそのまま使用し実際に行う取引とは異なる内容の契約で締結することになり、後々紛争に発展する原因となってしまいます。
相手が作った契約書にそのまま調印
ほとんどの場合で、相手方から渡される契約書は相手方が有利になるような内容に渡されます。それにも関わらず何のリスク分析もせずにそのまま調印しているケースは驚くほど多い状況です。後々になって自分が不利なであることに気づいても後の祭りです。
これらの紛争の原因となるケースで契約を締結しないためにも、契約書のリーガルチェックは必要となります。